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令和4年度 学校関係者評価

<令和4年度 学校関係者評価>
志のぶ幼稚園では、令和4年度の自己評価を令和5年2月中旬に行い、3月13日に学校関係者委員会を開催しました。自己評価における学校関係者評価に関しまして、下記をご参照ください。

■目次
①本園の教育目標
②本年度重点的に取り組む目標・計画
③評価項目の達成及び取り組み状況
④総合的な評価結果
⑤今度取り組む課題
⑥学校関係者評価

■①本園の教育目標
・健康で明るい、生命力の溢れる子ども
・個性を生かし、伸び伸びと創造性を発揮する子ども
・異文化に対する広い心を持つ子ども

■②本年度重点的に取り組む目標・計画
・子どもの新たな興味・感性を刺激し情操を豊かに育むことを目指す
・地域に開かれた交流の場づくりを目指す

■③評価項目の達成及び取り組み状況
(A:十分に成果があった B:成果があった C:少し成果があった D:成果がなかった)
1) 家庭との連携を積極的に図る(A:5 / B:1/ C:2)
○教職員間で、園児の体調を主に気持ちのあり方など、あるいは保護者から話されたことは共有し、全職員がそれらを踏まえて保護者対応をしている。園児の姿をどの日のうちに伝えている。
○コロナ禍な事もあり、子どもの体調や幼稚園の流行病など細かく連絡を取り合っていた。
○登降園時に子どもの様子(成長、気づき等)を保護者に伝えるようにし、園生活を楽しんでいる姿をホームページにUPしてもらい、保護者に見てもらう。
○登降園時に保育中の出来事を直接保護者に伝え、HPでの保護者専用ページで保育写真の掲載、twitterで保育・イベント内容の報告・告知を行った。
○よくコミュニケーションを取り、明るいクラスの雰囲気作りができた。海外の方とも翻訳や通訳を交えて密に連携を図れた。
○毎日先生たちが降園の時などに保護者に丁寧に報告やその日のことについて話していたためにクラスの雰囲気に良い影響がありました。外国の方の対応に対して英語で会話できる先生がいたり通訳のアプリを使ったりすることで保護者との理解と信頼を深めることができました。
○学年のかきねなく保育者がコミュニケーションを取れる環境がある。一人一人ゆっくりと時間を取る環境がなかなか作れない時がある。
○てくてくができたことにより口頭だけでなく伝えやすくなった。クラスの活動や出来事を全体に話すことはしているが個々の話を全員には伝えきれない部分があったと感じている。

2) 自然体験を保育に取り入れ充実させる(A:4. / B:3 / C:1 )
○園庭・第2園庭で植物や野菜を一緒に育てたり、植栽、収穫、育てた野菜や木の実を食すなどの食育、年長児は園外菜園活動も行った。
○ワンダーランドでの遊びを通して草花に親しむ。学年毎に球根(チューリップ)を植えることで発芽、開花を楽しみに待ち進級の喜びにつなげる。
○あさがおの成長や野菜の成長に加えてバタフライピーの色が変わる実験や、ジューンベリーを食べるという事もできた。
○第2園庭での菜園活動・植栽活動をカリキュラムに取り入れて意識をし、展開に心がけてきた。園内研修会で専門の先生より学びを受け取り入れる努力をした。
○ワンダーランドに植えてある草花の観察、遊び、実験などをして楽しみながらできたと思う。
○SDGsを考えて保育をする取り組みにクローズアップした目標があったので、昨年より意識をして保育に取り入れていた。
○一年を通して通常保育と感じられる部分の接点があった時には積極的につなげた。反対に普段の保育がありながらつなげることの難しさも感じられた。
○ワンダーランドにある植物をよく観察したり、触ったり、匂いを嗅いだりして、自然・植物の命の大切さを小さいクラスでも伝えることができました。

3) 子どもの情操を育む様々な体験を充実させる(A:5 / B:2 / C:1)
○入園当初、お世話ばかりであった子どもたちも、次第に慣れ、今では様々な角度で物事を捉えられる。伸び代に感動をした。
○行事の充実に全職員で取り組み、心とからだの成長を図った。新年会の腹話術は園内で親子で見ることが出来たり、運動会・作品展も人数制限が緩和され、こどもにとって多くの肉親から応援・ほめてもらうことができ、心の安定・喜び・充実を深めたと思う。
○今年はさまざまな新しい事に挑戦していて、色々なものを見て、触れて、感じた年になったと思います。
○季節ごとの行事のいわれを知ることで、日本の良さに気づき、また英語・フランス語を学ぶことで世界にも目を向ける。
○忍者体験、サイエンス体験、プラネタリウム体験、海外とのオンライン交流(インド・フィンランド)、フランスアートランド(絵画・絵具にふれる)、腹話術鑑賞など様々な体験を行った。
○先生たちとの連携で、子ども一人ひとりの気持ちを理解し声かけや動きを合わせたりしていたため、子ども達がやさしい心になっています。
○通常の保育では様々な技法用いた製作や絵画の勉強、歴史上の人物の勉強など取り組んできた。しかし、長期休みに行っているわくわくWeekなどは全員に対してではなく、希望者のみのため、全園児が充実したとは言いきれないと感じた。
○課外や長期休みの時など様々な体験はできるが全員ではないので、あまり成果は見られなかった。

4) 教育の質向上のために、園内研修を充実させる(A:3 / B:1 / C:4)
○おむつに頼らない育児(千野先生)、教育におけるSDGs(仙田先生)、インド・フィンランドの幼稚園の先生とオンライン勉強会を行った。
○より実践的な研修を実施することができた。日々の保育につなげることができ、大いに役立てることができた。
○園内で研修を昨年より多くしていて、研修を通して今後の保育の参考になりました。
○昨年に比べて園内研修が増え、とても勉強になり、普段の保育に活用することができたと思う。
○様々な研修に参加して、学んだことを活かしてみようという気持ちで毎日の保育を行っています。
○意欲の低迷や、連携の滞り、意思の共有の少なさまでも感じた。
○学びの機会が、コロナによりリモートでまたは密を防ぐために来園し、講演していただいていた。しかしそれに伴い、仕事ができず滞ってしまったこともあったのでBとした。
○今後につながる内容の研修が少なかった。

■④総合的な評価結果(A:5 / B:0 / C:2 / 無回答:1)
(A:十分に成果があった B:成果があった C:少し成果があった D:成果がなかった)
○全体的に子どもの特性を生かしながら、行事に取り組むことができた。
○子どもの「やりたい」「やってみたい」という気持ちを引き出して、保育ができた。
○日々の子どもの姿について全職員で話しあう機会を多く持ち、保育者同士が共有することでそれぞれの子どもの課題に取り組むことができた。
○わいわいパークが地域に根付いてきていることを実感。大人も一緒に楽しめる企画に好感が持てる。
○わくわくオンラインや多言語話者が保育者に加わったことで、十分なコミュニケーションがとれるようになり、世界がより身近に感じられるようになった。
○園内での活動だけでなく、わいわいパークが5回開催され、地域に開かれた交流の場もあり、色々なことにより、園児・先生・幼稚園全体で成長出来た一年であったと思う。
○感染症流行により、変化した日常が少しずつではあるが緩和されてきている。変化の中で育った子どもたちが、腹話術を見て笑い、のるるんを愛し、劇やゆうぎにほほを染めて演じている。大丈夫、志のぶにいればだいじょうぶ。毎日「先生こっち来て!」と沢山の発見を教えてくれている。良い環境を作り続けたい。温故知新、地域に根づいた幼稚園を目指して歩み続けたいと園長を中心に励んできたと思う。
○怠慢な態度は一つもなく、どの場面でも一生懸命に行っていた。
○コロナ明けの一年で大体普通な生活に戻ることが出来て良かったと思います。毎日子どもや保護者と積極的に関わることができ、皆で最も良い保育を目指しましょう。
○環境構成や保育内容など、まだまだ話し合って良くしていかなければいけない所があるため、来年度は今年度の反省を活かして取り組みたい。
○環境構成が不十分だと思う。保育室の不足や保育者の不足で十分な保育が取り組めていないと感じる事が多くあった。

■⑤今度取り組む課題
○自然体験は昨年よりは新しい事に取り組み行えたと思うが、今後は他にも違うものにも挑戦していきたいと思う。
○日々の保育をより充実させる為の十分な準備ができる状況を確保する。
○初めて満3歳児クラスが週2日コース、全日コースとなるため、両者が十分な連携をとりながら保育し、安全・安心できる園生活が送れるようにする。
○預かり保育の充実(人数に合わせた環境設定と安全も楽しく過ごせる工夫が必要)
○この1年行ってきたことを継続・安定させていきたい。
○安全管理。避難訓練のたびに幼い子たちへの理解を含めてどのように重点を伝えようか努めている。園内での安全、災害への対応、園の防災品、完全な形に近づけておきたい。
○園児ひとりひとりの成長が自分の喜びに直結できるよう全園児との関わりを更に深めていきたい。
○言わずに行動で示します。
○環境構成を整える必要がある。
○今後はもっと外国籍の子どもたちの対応をよくしたいと思います。子ども一人ひとりの気持ちに添った保育をしたいです。毎日子どもたちが充実しながら笑顔で家に帰れるようにしたいです。
○普段の保育がより充実するために、これからも勉強に努めさらなる教育の質向上を目指す。また。子どもと一緒に色々なことに挑戦をしていきたい。

■⑥学校関係者評価
○コロナに対する規制が少しずつ緩和されてきたとはいえ、まだ制限の多い中、子供達に良い保育や体験をさせようとする姿勢に感謝してもしきれません。我が子はわくわくオンラインに特に刺激を受け「海外にお友達を作りたい!」と言い出し、英会話を始めるきっかけにもなりました。親が体験させる事だけでは、このような言動も生まれなかったと思います。私達の見えない所でも研修を行うなどしている事も評価しています。
一方で、(土)のわいわいパークや長期休みにおけるわくわく体験等、数年前よりイベントが増えておりますので、先生方の負担も大きくなり、休憩やモチベーション維持が心配です。素敵な先生方が多いので、そちらの管理も充実して頂けたらと思います。

○私が思う、志のぶ幼稚園の良いところは、先生と保護者との距離が近く、いつでも色んな先生がフィードバックしてくれるところだと思っているので、「家庭との連携を積極的に図る」という項目は全ての先生がAでも良かったと思っています。
Aの項目が一番少なかった園内研修においては、充実していたと答える方と、そうでないと答える方との偏りがあったが、実際は先生方も大変多忙だと思うので、効率よく研修をしなければいけないのかなと感じました。
また、今後としては満3歳児クラスが増え、先生としての負担ももっと増してしまうと思います。なので、今以上に園と家庭が密接に関われるように、幹事や母の会が中心となって両者に気遣いや心配りを忘れないように動いていかないといけないと感じました。

○先生方によって評価の差のある項目もあったが、それも含め率直な評価であることを評価したい。園内研修については、保護者の知らないところでの取りくみで、このような評価の機会を頂いたことで、知ることができたことを嬉しく思う。
この数年の志のぶ幼稚園の変化は大きく、保護者としてはとても有難く感じているが、先生方は都度対応の変化を求められ、ご苦労されていると思うが、その中でも変わらず志のぶ幼稚園伝統のきめ細かい心配りのある保育をして下さっていることに感謝します。

○通常の保育に加え、行事の充実による先生方の個々の取り組みを改めて知ることができ、目まぐるしく過ぎていく日々の中、沢山の努力と協力があったのだと感じました。外国の方に対し、ご苦労があったのではと懸念していましたが、先生方のチームプレイや翻訳アプリの使用等、臨機応変に対応してくださり、またその環境をプラスに捉えお互いの理解と信頼に結びつけた行動力に安心をしました。
わいわいパークの開催は、毎回大盛況で、帰られる人は皆嬉しそうに笑顔でいる方が印象的でした。地域に根付く交流の場として、とても期待が高まります。
預かり保育の充実もひとつの課題だと思います。満3歳児クラスの需要の多さが目に見えてわかってきた今、年齢毎のプログラムを預かり保育で行えたら良い印象も加わるのではないかと思います。(個人的な意見としては、幼少期に親子で沢山一緒に過ごせたら良いのになぁと思ってしまいますが…余談です!!)ありがとうございました。

○様々な体験をすることができ、子供の心も体も大きく成長しました。保護者との連絡や保護者間の共通認識も進んだように思います。
都立大ラボやわいわいパークもはじまり、ひらかれた幼稚園になり、沢山の人の出入りがあるなかで、気がかりでした防犯面においても早急に対応していただき、感謝しております。先生方は、いつもよく「心・目」をかけ接して下さり、時間をさいてよりよい保育のため、様々な学びを続けて下さっていて、お休みする時間があるのか…心配しています。(子供達は、先生方がパワーアップしているのを感じとっています!)
志のぶ幼稚園は、地域にとってもなくてはならない存在です!今後ともよろしくお願い致します。

○毎年(今年度も)様々な取り組みに挑戦し、子供の情操を多角的に育もうと努力して下さった事に感謝いたします。

○先生も子供の様子をしっかり見守って下さり積極的にお声がけ下さった事で、保育時間の子供のふるまいへの理解が深まり、不安が解消いたしました。

○多国籍・多様性が園の更なる個性(長所)になってきたと思いますが、特に担任の先生と多国籍の父母の連携を更に密にしていったほうが、父母の安心感が増し、よりよい保育環境にもつながっていくのではないかと思います。

○本年度も様々な体験や交流等に子供たちも保護者も携わることができ、貴重な経験ができたと思います。保育後に先生からの一言や個別に対応している場面は、子供たちの状況や保育内容を知ることができ、引き続きお願いしたいと思います。職員の方同士での情報の共有化もすごくはかれていると感じました。園内研修も充実しており、保育へ役立てる努力をとても感じました。
新しいクラスが新設される事で、環境を整える事、人員を整える事に関しては今後も改善が必要とされるのではないでしょうか。
外国籍の方への対応も保護者に頼る面も多いので、様々な面で対応が必要になってくると思いました。

○家庭との連携について、園と保護者はより良いコミュニケーションが取れていて、さらにHPやてくてく配信などの利用により、取りこぼしのないやりとりができていると感じました。

○自然体験について、第二園庭を生かした活動が出来ていて、季節ごとの自然にふれられる取り組みを実践されていると思います。

○子供の情操について、多岐に渡る様々な体験が出来ているが希望者のみのものも多く「全園児が充実したと言い切れない」という意見に賛同します。

○教育の質について、研修を多く取り入れている先生方の意欲にもつながっていると思うが、仕事が滞るのでは本末転倒になってしまうと思います。

○総合的な評価について、職員の方々のコミュニケーションも充分出来ていますが、保育室や保育者に不足があると先生方のご負担が増えるので、早めに解消されると良いです。

○取り組む課題について、子ども達が一人一人がのびのび笑顔で過ごせ、多方面への興味をひきつつ、わくわくするような体験が出来ると良いなと思います。クラスも人数も増えてしまうと先生方へのご苦労も増えるでは良くないと思います。また小さい子の方に目が行きがちにならないよう、全園児へ心配りをしていただけると、保護者としても安心です。

○てくてくが出来たことで、連絡事項が伝えやすくなったと思う。ただ、保育後の帰り時間が習い事などで各時間が異なり、人によってはクラスの連絡が伝わっていないなどもあった。

○ワンダーランドで遊ぶことが楽しく、時々抜いてはいけない植物などを抜いてしまっており、理解するのが難しいのかなと思う時がある。植物の香りなどは楽しいようです。

○色んなイベントを楽しめたようですが、体調不良や休みで体験できなかった園児も多かったように思えました。今年は少しずつコロナ前に戻る方向なので、人数制限もなく親族にもイベントが見れるようになってきたのは楽しみです。

○先生方はどのクラスの園児もしっかりと見てくださっているのですが、何かあった時に目が届いていない事があったりして、後で園児から出来事があった話を聞いて驚く事があります。なので、保育者不足を感じる事があります。

○今年は不審者情報が多かった事もあり、園内、保育者、園児でも安全に逃げる方法など共有して欲しいです。

○外国籍の保護者、園児も増えてきたので、日本人園児とも仲良く遊べて、話せるようになると嬉しいです。

○幼稚園関係者のみなさま、先生方、1年間ありがとうございました。
本年度の目標にある“子どもの新たな興味”や“地域に開かれた交流”については様々な取り組みをしていただき、子どもたちにも充分に伝わっていたと感じます。ワンダーランドでも子どもたちの活き活きとした姿を見る機会が増え、親としてもうれしかったです。
このような園全体の取り組みは、個人的にとても満足できましたが、一方で先生方と家庭との連携について少し「?」と感じることが多々ありました。
具体的には、1日の活動報告や個人的コミュニケーションがクラス(先生)によって差が大きい、先生方がお忙しそうで気軽に子どもの様子を聞けない、日本語が分からない保護者の方への対応が雑な気がする、基本的に先生方から保護者への話し方が偉そう 他。
他のお母様方との会話からも書き出させて頂きました。
また、先生方間での会話においても「タメ口が聞こえてきた」や「敬意がない雰囲気で子どもたちに悪影響では?」なども聞いたことがあります。(今回の件と関係なく申し訳ありません) 。
日々、先生方の保育が大変なことは理解しておりますが以上についてもし考えて頂く機会があればうれしいです。

以上となります。
ご協力いただきました学校関係者評価委員会の皆さま、誠に有難うございました。
頂きました評価をもとに、職員と共に改善内容を検討し、より良い保育を目指し励みたいと存じます。
何卒宜しくお願い申し上げます。

学校法人久光学園 志のぶ幼稚園
園長 岡 秀樹