1840年世界で初めて幼稚園を設立したフレーベルは「こどもは5歳までにその生涯に学ぶすべてを学び終えるものである」と幼児教育の大切さを述べました。初代園長はフレーベルの言葉に励まされ、当園は今なお脈々と人生の根となる大切な幼児期に、希望に満ちた人生を歩むために必要な情操教育を行っております。そして、伝統の中で培ってきた“家庭的な温もりのある雰囲気”がご家庭と幼稚園との一体感を強め、こどもと共に父母の子育てを応援し、卒園後もこどもの成長を見守り続ける“こころのふるさと”として、いつまでも卒園児とご家庭とこころの絆を保ち続けています。
未来を担う園児たちの夢の実現のために、理想的な幼稚園教育を目指します。
初代園長 蟻川久江先生は、1868年1月「明治新政府」が樹立した翌月2月5日に生を授かりました。同時代を過ごしてきた夏目漱石は自身の日記でこのように綴っています。
「あなたが今蒔く種はやがて、あなたの未来となって現れる」と。
初代園長が蒔いた種は、明治・大正・昭和・平成と自然災害や戦災を免れながら時の河を越え、現在では東京都内の幼稚園単独で運営している私立園の中では最も歴史ある幼稚園となるまでに育ちました。
そして令和元年に四代目として継承した私のテーマは「継往開来(けいおうかいらい)」です。「継往開来」とは、先人の事業を受け継ぎ、それを発展させながら未来を切り開くこと。
昭和11年に発表された志のぶ幼稚園綱領には以下の事項が記されています。
- 愛の精神涵養
- 感謝感恩の精神涵養
- 個性の長所誘導伸展
- 共存共栄の精神涵養
- 心身涵養の発達育成
- 自然に親しむことの指導
- 叡智の開発
これらはまさに情操教育の中核を担う精神です。さらに涵養とは水が自然に染み込むように無理をしないでゆっくりと養い育てることであり、小規模園ならではのこども一人ひとりに対して丁寧に向き合う保育をしてきた精神の表れです。
この精神を発展させるべく、2018年11月に第2園庭「志のぶセンス・オブ・ワンダーランド」が完成しました。センス・オブ・ワンダーは「神秘さや不思議さに目を見はる感性」と和訳されますが、目黒の住宅地で、明るい光を浴びながら四季折々の植物に目を光らせ、物事を探求しようとする根源的な心である好奇心を友達と共に育み、目黒のこどもたちの原体験を保証するワンダーランドになって欲しい!その様な願いを込めております。
最後になりますが、平成を知らない令和時代を歩んでいくこどもたちのために何ができるのかこれからも日々問い続け、二度と戻ることのないかけがえのない幼児期だからこそ、子どもたちが笑顔にあふれ充実した日々を過ごしながら、人生の揺るがない土台となる様、職員一同精進していきたいと存じます。
- 幼児一人ひとりを大切に、発達に沿った指導をします。
- 健康で明るい、生命力の溢れるこどもを育てます。
- 感謝、感恩の精神が自然に身につくよう指導をします。
- 自発創生(個性を生かし、伸び伸びと創造性を発揮すること)のこころを大切にします。
- 異文化に対する広い心を持つ国際人の育成を目指します。
- 自然と親しみながら、神秘、崇高、雄大、微妙、純眞、公正、秩序、調和を感受する力が 身につく環境を提供します。
- 子育ての応援をいつでもしています。
発表 | 昭和46年(1971年) |
作詞 | 小林純一(日本の児童文学作家、童話詩人) ●1979年 日本童話賞受賞 ●1978年 赤い鳥文学賞受賞 ●1995年 日本童謡賞特別賞 ●「小林純一・芥川也寸志遺作集 こどものうた」 |
作曲 | 作曲 中田喜直(作曲家) <代表曲> ●夏の思い出 ●雪の降るまちを ●めだかの学校 ●ちいさい秋みつけた ●手をたたきましょう(編集) |
手話訳 (2015年発表) | 折笠富美子(声優) <主な作品> ●それゆけ!アンパンマン●銀魂 ●BLEACH●ポケットモンスター ●スイートプリキュア♪ ●パラサイト 半地下の家族(吹替版) ●おかあさんといっしょ 『ファンターネ!』 |
園歌について
明るくのびる太陽のこども等。私は教子先生(現理事長)の歌声と、それに和する園児等の声に涙が流れて仕方なかった。それは丁度ベートーヴェンの名曲第九シンホニーの第四楽章で歌われる、あのシラーの詩「歓喜によす」を高らかに歌うのを聞く、あの感激にも似た心の引きしまる感動の涙であった。明るい歌だ。美しい曲だ。太陽の子。志のぶのこどもは幸いだ。
(久光4より 王供重明 大塚幼稚園・志のぶ幼稚園旧主事)
●SECOM 4カメ(門扉1、園側道2、園庭1) 24時間作動 / 30日間録画
●門扉電気錠設置 保護者は暗証番号にて入門